萩・La Ceiba

 

先日までの酷暑もやわらぎ、ひと段落。

 

さわやかな気持ちで出発した萩への往路。

 

 

 

暑い。

 

 

 

 

30分前のさわやかな気持ちはいずこへ。

駆け込んだ山陽本線の列車も昨日までの涼しさに完全に油断した、ナメた空調の効きようだ。

それでも、見渡すと外はきれいな青空。

 

 

そんな空を見ていると暑さも忘れるよう。

 

 

 

、、、というのは建前で、暑さに気づいた車掌が空調温度を下げたのだ。

だから涼しくなった。

 

 

新山口着。

 

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種田山頭火は目玉焼きのできそうな温度だった。

 

 

バスにて萩に到着。

山口の中でも萩は北に位置しているのでバスでも1時間半ほどかかる。

 

 

毎年、夏バテとは無縁のヤマモト。

いまよりずっと肥えていた高校時分、友人に

「頑張って夏バテして痩せろよ」

と言われたこともあるほど無縁なのだ。(今考えると結構ひどい。笑)

 

無論、今年も例外なくバテていなかった。

 

 

しかし今日はなんだかしんどい。

そうかこれか、これが夏バテか。

高校時代のS君に

 

「夏バテ、できたっ!」

 

と伝えたい気分だった。

 

 

栄養剤でも買おうと、薬局に入る。

 

「いらしゃいませー何でしょう?」

 

そう言って店主とおぼしき人物が近づいてくる。

 

(… え、何でしょうって。そんなに怪しいか?)

入り口横にあるユンケルを指差し、

 

「あの、これください」

 

そう言うと店主はハイハイ~といった調子で冷蔵庫から出し歩きだす。

その後ろを付いていくと奥さんらしき女性がレジで待っていた。

なるほど、各々で仕事が分かれてるんだなと思いながら代金を支払い終えると、横から店主が

 

「ハイ」

 

と差し出してくれたのは

あの黄金のパッケージも、丁寧な説明書も、輝かしいキャップまでも剥ぎ取られた、丸裸のユンケル。

 

そう、丸ユン。

 

そのあと飲み終えるまで、にこにこ顔でその場で待ってくれた店主とその奥様。

ユンケルを飲むのを見られるのは初めて。ライブ以上の緊張。

ありがとう、気合入ったよ。

 

La Ceibaに到着

 

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前回と変わらずすてきな店内。

 

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今回は夏ということもあり、テラスにて。

 

 

 

前回からのお客さん、今回がはじめてのお客さん。

会えてうれしかったなあ。

 

演奏後、最後まで残ってくれたお客さんと。

 

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萩は、La Ceibaはほんとうにあったかい。

そんなあったかさにふれられたのも、rotaさんのおかげ。

 

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ありがとうございます。

 

「ちょくちょく来てよ、来なかったら呼ぶから。」

 

なんてうれしい言葉までいただけました。

 

La Ceiba、必ず帰ってまいります!!

 

 

rotaさんと別れ、この日の宿泊先であるゲストハウス”ruco”へ。

La Ceibaから目と鼻の先。最高。

 

 

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果てしなくおしゃれ。

 

前回もここに宿泊したけど、スタッフの塩満さんがとにかくおもしろい。

 

この日は帰ってくるのが遅かったため、すぐ就寝。

 

 

翌朝、同室の宿泊客の声で目が覚めた。

 

みんな旅行らしく、9時過ぎには部屋に僕だけ。

そこへちょうどシーツの片付けをしにこられた塩満さん。

談笑、朝一から大笑い。

元気とさわやかさをありがとうございました!

 

萩を後にし、帰る前にちょっくら寄り道を。

 

 

広島着っ。

 

 

もちろん目指すは銀山町にある

銀山ベース!

 

先月ライブで来たばかりだけれど、今日はお客として。

ここに来るとなんだかリラックスできる。

 

「おかえり~!」

そう言って迎えてくれた、前回のライブのお客さん。

なんだかうれしいような恥ずかしいような、くすぐったい気持ち。

 

山村店長もいい笑顔をくれた。

 

お店の写真を撮ろうとしていると、常連のめいさんが「撮ってあげる」と言ってくれたので構えようとしたその瞬間!

(ノーカットでご覧ください)

 

 

 

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O . M . G !

 

 

 

偶然にも銀山町の妖精が通り過ぎました、きっと何かご利益がある。

 

 

その後、とんでもなくおいしいビールがあるというので、案内してもらうことに。

 

 

 

 

 

え、開店前に並んでた。

 

 

聞くところによるとここ重富酒店さんは17時~19時までしかやっておらず、その理由は「うちで一杯引っ掛けて、その後よそのお店で呑みなおしてほしい」という、本業の酒屋さんらしいやさしさからくるものだった。すてき。

 

30分ほど並び、いざ注文。

いろいろな注ぎ方がある中、迷いに迷って、僕は参度注ぎにした。

目の前で注いでくれるのも楽しい。

 

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左が現代のサーバー、右が昭和のサーバー。

注ぎ方によって使い分けるらしい。

 

少し待ち、でできた。

 

 

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事件。

 

しかもとんでもなくうまい。

 

 

ここのビールは、ビールが苦手って人にぜひ呑んでほしいです、きっと好きになるはず。

二日酔いでもおいしいと思った僕が言うので。

ほんとに並ぶ価値は十分にあるなあと思った。

 

 

 

今回の旅はいつも以上に濃かった。

まだまだ知らないとこで知らない人に会いたい、そう強く思った旅だった。